[Unite2019] Unityで手軽に使えるAIエンジンailia SDK
動画・スライド:なし
品部 仁志 株式会社アクセル
学んだ知見
- ailia SDKを利用することでクロスプラットフォームでのMLモデル開発が可能
- モデルをエッジ機器(PC、スマートフォン)に保持できるため、
ネットワークに接続していなくてもモデルの利用が可能
補足
clip studioで採用事例あり
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000004053.html
講演概要
ailia SDKを使わない場合のフロー
1.従来のフロー1
よくある問題
- モデルをエッジ機器で持ちにくい
- モデル構築がpythonベース
- 常時インターネット接続が必要
- 通信量の問題
- ネットワークが切れたときの動作の担保
- サーバーでのコスト大
2.従来のフロー2
よくある問題
- アプリ開発向けのDNNフレームワークがない
- python, core MLなどを使うことがおおいので、モデル変換に失敗する
- モデル自体の容量が大きすぎる
- VGGだと数百MB
- 特定のGPUしか動かない
- 実行が重い、実機でしか動作確認できない
3.ailia SDKを使った場合
エクスポートにcaffe model
, ONNX
というものを使う
- すべてのフレームワークで共通で動く
- 統一フォーマットで管理
- 圧縮、難読化ができる
- ailia SDKだけで実行可能
- クロスプラットフォーム
ailia SDKが提供する価値
1.高速、世界一を目指す
tensorflow liteの3倍の性能
2.ハードウェアの選択肢を提供
Windows, Mac, Android, iOSなどに対応
FPGAも視野に入れる
3.快適・安心・効率的
所感
- 知識がある場合は、基本的に学習済みモデルがサンプルとしてあるだけなので別に利用しなくてもいいと思った
- 自分で作成したモデルを使うことも可能
- ただ、手間をかけずに利用できる点は便利
- クロスプラットフォーム開発のコストが高い場合は利用価値がありそう